What's lifesaving?

概要   ライフセービングとは水辺の事故をなくすことを目的とした活動であり、事故防止のための監視や指導、救助、一般への 教育やライフセービングの技術向上のための競技等のすべて を指す言葉です。たとえ泳げなかったり身体的ハンディキャ ップがあろうとも、社会奉仕と博愛の精神に基づき、人命救 助のために活動すること、即ちそれがライフセービングです。
  この活動に携わる人をライフセーバーと言います。ライフセーバーの 使命は溺れた人の救助のみでなく、事故を未然に防ぐことにあります。 数多く救助したライフセーバーが優秀なのではなく、誰もが 安心できる環境を作り、なおかつ事故を起こさないことが重要です。 またライフセービングを広く普及していくこともライフセーバーの使命です。(大修館書店 サーフライフセービング教本より抜粋)
Japan Lifesaving Association(日本ライフセービング協会)  専修大学SLSCはJLA(特定非営利活動法人日本ライフセービング協会)の加盟クラブです。日本ライフセービング協会は世界唯一のライフセービング国際組織であるILS(国際ライフセービング連盟)の日本 代表機関として位置づけられ、全国にある地域・学校クラブが加盟し、認定資格を持つライフセーバーが活躍しています。JLAは「救命」「スポーツ」「教育」「福祉」「環境」といった領域における生命尊厳の輪を普及していく社会貢献活動を行っています。

事故を未然に防ぐ。  水難事故の救助活動だけがライフセーバーの仕事と思われがちですが、最大の目的は「事故が起こる前に防ぐこと。」すべての人が気持ち よく、安全で、きれいで、楽しい海水浴ができるよう安全管理だけでなく啓発活動や環境保護活動、教育活動を行っています。私たちはこうした幅広い活動を行うために日々知識を深め、トレーニングを積み、年間 を通して海と向き合っています。

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資格

画像引用先:日本ライフセービング協会HP

海水浴場ライフガード業務にあたって有用な資格・講習

JLA ベーシックサーフライフセーバー、アドバンスサーフライフセーバー等(上記参照)
日本赤十字社 救急法基礎講習、救急法救急員、水上安全法救助員
消防署 普通救命講習、上級救命講習
国土交通省 特殊小型船舶免許(PWCドライバーのみ)
                    
パトロールに入る際最低限必要とされる資格=ベーシック・サーフ・ライフセーバー 専修大学SLSCでは入会後、最初の夏までに資格を取得できるよう、講習会予定が年間行事に組み込まれています。ベーシック資格を取得した上で、夏のパトロー ルに入ることが理想的です。
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活動内容

監視・救助活動 7月~8月の間、海水浴場にてパトロール業務を行います。危険な様子がないか監視するだけでなく、溺れが発生した場合には救助に、怪我をしたり体調の悪い人への応急手当なども行います。他、海水浴客が安全に楽しく遊べるように注意喚起したり、迷子を保護したり・・・・救助するだけではなく様々な仕事があります。よく夕方のニュース番組で特集されているようなイメージをもっていただければと思います。

トレーニング 海には一年を通して入ります。ウエットスーツを着ればそれほど想像するよりも寒くはありません。色々な海の表情を知ることでもっと海が好きになれます。海練ではスイム、ラン、ボード、スキー。プール練では海ではあまり気にすることができないフォームの確認などきれいに速く泳げるように練習します。
                    
心肺蘇生法 トレーニングの中の大切なひとつ、心肺蘇生法。これが出来ないとライフセーバーとは言えません。常に手技を確認し、いつどこで何が起きても対処できるよう訓練します。臨機応変な対応が求められたとき、体で覚えたことを自然と生かすことができるのです。競技がいくら強くてもコレが出来なければライフセーバーではありません。

大会参加 ライフセービング競技は年間を通して大会があります。大きく海とプールの二つにわかれており、どちらもより安全・確実・迅速に命を救うためにあるライフセービングスポーツ競技大会です。海は一般にも知られているようなビーチフラッグスの他、ボード、スイム、スキー、ランの種目があり、プールは障害物のあるコースを泳いだり、人型のマネキンを水中から持ち上げ水面で維持して泳ぐなどいずれも救助の手技に関わるような競技内容となっています。
                    
ジュニア教育活動 海水浴場のある地元で育つ子どもたちが、ライフセービングで命の大切さと水辺で身を守る術を身に着けると、ライフセービングに理解ある保護者や地域住民が増え、事故防止にもつながります。彼らが大きく育った時、未来のライフセーバーになりより多くの命を守ることができるかもしれません。子どもたちの豊かな人間形成と生きる力を育むサポートをすることで、地域に根差したクラブ活動がよりよく出来るのです。

環境保護活動 浜辺のごみを一つ拾うと、もしかしてそれを踏んで怪我をしてしまっていたかもしれない人を危険から守ることができます。これもライフセービング活動です。ゴミはなければないほどポイ捨てされる可能性が低くなります。一年を通して地域や浜辺のゴミを拾っていると、地域の方々と懇意にさせていただくこともしばしば。いいこといっぱいです。子どもたちとのゴミ拾いは環境問題に触れ、ゴミの分別なども学べるよい機会となっています。
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ライフセービングとは

                                         
命を救うスポーツ ライフセービング競技が他のスポーツと大きく違うところは、人の命を救うことを目的としているところです。勝ち負けではなく、より速く苦しんでいる人を救えるか、命の危険から守れるかを競うことで互いの救助力を向上させるのがライフセービングスポーツです。足が速ければビーチに、泳ぐのが速ければオーシャンに、多種多様な種目があるので沢山の活躍者がいます。どんなコンディションでも現場に向かえる力のある人材はどのクラブでも育てていく必要があり、ライフセービングスポーツを通して他クラブと交流を深めることも活発に行われています。。
                    
オーシャン競技 身一つで海に向かうスイム、最もよく使われる器材であるレスキューボード、カヌーがもっと流線型のようになったサーフスキーが主になる種目です。溺者役をブイに待たせ、より速く救助して帰ってくるレースもあります。右の写真にあるオーシャンマンリレーは花形種目であり、スイム、スキー、ボード、ラン(順不同)を4人でリレーするレースです。

                    
ビーチ競技 一般によく知られているのがビーチフラッグス。これは子どもが浅瀬で溺れてしまったときサッと抱き上げる動作をレースにしたものです。他に90mをダッシュするスプリントや、2kmなど長距離の種目もあります。レースではありませんが、CPRコンテスト(心肺蘇生法を点数化したもの)も行われます。

                    
                        プール競技 ただ泳ぐのではなく、救助に絡んだ一つ一つの競技となっています。障害物では水中のネットをくぐってから泳いだり、水を入れたマネキンを水面まで引き上げて保持したまま泳いだり。ロープを溺者役に投げ渡し、引っ張り上げる競技もあります。

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